関心を持つきっかけの話

2022/02/01

雑記

 



「夫婦千歳」を書き上げた数日後、スイスで国民投票により、同性間での結婚が合法となった。
そんなニュースを見た。

資料集め、と言えば乱暴だがその通りで、
「めおと」を書いている時は様々なニュースや性的少数者の方の記事を読んだ。
だけど、自分はこの「夫婦千歳」で八千代と藤という同性カップルを描くことで、
彼らが「自分の友人」のように思えてきたのだ。
自分には関係のない、遠い世界の話、と思っていたことも、
「友人が困っている」と思うと身近に感じられるものだ。

関係のない、と言えど自分も性的少数者に入る人間なので、
そういった話題には関心を寄せるようになっている。
だが、自分がマイノリティだからこういう考え方、
こういう作品を書く、ということは全く関係がないと思っていて、
「いぬいだから」でしかないのだ。
しかし記しておくのは、少しでも同じような境遇の方に警戒心を解いて欲しいためである。
それでも疑わしかったらごめんなさい。


話を戻す。
八千代と藤の話を書くにあたって調べたのだが、
「パートナーシップ制度」を導入している自治体も増えているとはいえ、
自分の住む県では3市しか導入していなかった。
県庁所在地の市は導入していない。(2022年2月1日現在)
思った以上に進んでいなくて驚いた。

自分が何かできるわけではないだろうが、
「友人」として少し気になる、くらいの関心を持つようになったのは、
とても小さいが大事な一歩ではないだろうか。

自分とは違うマイノリティについて調べるのは、
彼ら彼女らの領域をズカズカ荒らすようで申し訳ないな、と思いながら、
悪いようにはしないので許してください…。
知りたい、と思うことは決して悪いことではないと思うのだ。


自分自身、いろんな方のエッセイ漫画に救われたところがあるので、
自分のことも書きたいな、とは思うのだが、なかなか難しい。
しかしLGBTQ +を扱った作品も増えてきたので、おすすめを。

誰かであり、誰でもない───「しまなみ誰そ彼」
拙い文章ですが、漫画感想文なので興味を持っていただけたら。



声を上げることはとても怖い。
ここに書くことでさえちょっと震えている自分がいる。
でも、いないことにされたくないのだよ。
これはどんなことでも───震災や、遠い国の戦争のニュースを見ても思う。
そういう時、
自分はアジカンの「夜を越えて」を思い出す。


例えば身近な誰かが途方に暮れても
気付いてないような素振りで
見て見ぬふりをできるだろうか
遠くの街の出来事がニュースになっても
僕らはいつも他人事にして忘れてきたんだ

本当にこれでいいのか
本当にここでジ・エンドか
今 この場所がスタートだ


 もちろん「めおと」はそんな、社会に一石投じてやろう、みたいな気持ちで書いてはいないし、
読む人にそんなことを考えて欲しいわけでもない。
ただ、「めおと」を書くことで自分がすこーしだけ変わった。
そんな話でした。



───
さて宣伝ですが、同人誌「夫婦千歳」は2月20日のCOMITIA 139で頒布予定です。
web公開版に家族への挨拶など10pほど追加しました。

今の所参加予定ですが、毎日迷っています。
参加予定の方は公式の「感染症予防対策について」をご覧の上、
お気をつけてご来場ください。
もちろん自分も!

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